一等巡洋艦 鳥海
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主要目
排水量:9.850噸 速力:33.0節 備砲:20糎砲10門 12糎高角砲4門 魚雷發射管8門
起工:昭和3年3月 竣工:昭和7年6月 建造所:三菱長崎造船所
その他の要目愛宕に同じ
一等巡洋艦、即ちこれ等大巡洋艦を語るのに忘れてならないことは航續力が非常に大になつたことである。英國あたりのT萬噸級巡洋艦になると優に15.000浬以上に及ぶとさへ云はれてゐるが、これを往年のT萬噸前後の装甲巡洋艦が石炭を滿載してもその航續力は、わずかに4乃至5,000浬を出でなかつたのと較べて正に隔世の感がある。之を要するに巡洋艦の世界では、往年3日を要した海上距離も今日では實にT日にも足らぬ航程に短縮されたとも云ひ得べく、加ふるに躍進せる諸種の兵器や、これ等が積んでゐる航空機等と相俊つて更に距離を縮め來つたのである。