一等巡洋艦 古鷹

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主要目
排水量:7、100噸 速力:33.0節 備砲:20糎砲6門 12糎高角砲4門 魚雷發射管12門
起工:大正11年12月 竣工:大正15年3月 建造所:三菱長崎造船所

躍進的進歩を遂げた我が造艦技術は、今や世界の驚異とされT隻の艦艇が我に出現すれば忽ちそれは世界列強の注目研究するところとなる、就中この古鷹の出現ほど世界をあつと云はせたものはあるまい。實にこの艦の計畫された時などは外國人は口を揃へて、「わずか、7,100噸の排水量の艦に20糎砲が6門その上に魚雷發射管が12門も積めるわけがない」と云つて信じなかつたものである。が「これですつかり出來上がつたから見て呉れ」とばかりに大正15年3月竣工した古鷹を見せつけられた世界は二度吃驚した。計畫通りの兵装が施されてゐるばかりでなく、それまでの巡洋艦型を美事に脱却したスマートさ。即ち古鷹の出現は世界巡洋艦に大革新を齎したと共に日本人の偉大さを世界に再認識せしめたのである。

一等巡洋艦 古鷹

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