二等巡洋艦 鬼怒
高知県の観光>戦争と日本>軍艦集>二等巡洋艦 鬼怒
主要目
排水量:5,170噸 速力:33.0節 備砲:14糎砲7門 8糎高角砲2門 魚雷發射管8門
起工:大正10年1月 竣工:大正11年11月 建造所:神戸川崎造船所
由良及び長良と同型艦である。昭和10年度は舞鶴警備の任についてゐる。艦橋右側下に見えてゐる大砲が3番14糎砲で(この一番2番等の呼び方はすべて前部のものから始め、前部から同距離にて左右兩側に備へられるものは右のものを先にする)この反對側同位置に4番14糎砲がある。こんなのを俗に片舷砲と呼んでゐるが、そのわけは例へば艦の右方に的を發見して戦闘する場合反對舷の大砲は使用出來ない、即ち片舷にしか役に立たないと云ふ意味である。故に最近の建造にかかる艦船はこのムダを措んですべての大砲を首尾線上に据ゑるやうになつてゐる。
尚「五十鈴いすず」「名取なとり」も此の艦と同型である。全長152,4米、幅14,40米、平均吃水4.84米。