一等駆逐艦 曙
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主要目
排水量:1,700噸 速力:34節 備砲:12.7糎砲6門 魚雷發射管9門
起工:昭和4年12月 竣工:昭和6年7月 建造所:大阪藤永田造船所
この写真によつて以上の兵装を説明すると、先づ前甲板(ぜんかんぱん)に12.7糎砲が二聯装砲塔になつて2門と、あとの4門は同じ装備法によつて後檣の後方に二段式になつて据ゑられてゐる。9門の魚雷發射管は各三聯装備法によつて前後兩煙突間に1基、後部煙突と後檣間に2基据ゑられてゐ
る。前部煙突から後部煙突へ、更に後檣に向かつて滑らかな弧を畫いて導れかたものは傳聲管(ボイスチユーブ)と云つて、艦橋(ブリツヂ)から各部へ命令或は號令を肉聲そのままで送る仕掛になつてゐるホーズである。この外に通信装置としては電話を始め各種通信器が、主要、副用、豫備と云ふ風に完備されてある。その全長113.20米、幅10.3米、平均吃水2.97米である。