掃海艇 第3號

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主要目
排水量:615噸 速力:20.0節 備砲:12糎砲2門 8糎高角砲1門
起工:大正11年8月 竣工:大正12年6月 建造所:大阪鐡工場

敵の敷設艦や巡洋艦又は驅逐艦などが蒔散らす機械水雷はなかなか馬鹿にならぬ威力をもつ。のみならず敷設された機械水雷は水面上から見えぬから、艦隊の行動が束縛されることおびただしい。そこでこれを掃ひCめる仕事、即ち掃海作業と云ふものが大切な仕事となつて來る。その掃海を一手に受持つのがこの掃海艇と云ふものである。とにかく一朝有事の際自軍の艦隊を活躍せしめるために、又敵艦隊の根據地に迫るやうな場合にはこの掃海艇は多忙を極める。さうした場合掃海艇の掃除した海面の廣さはそれだけ自軍の艦隊の足場を擴大させる譯である。第3號掃海艇は全長71.63米、幅8.03米、平均吃水2.29米。現在我が海軍の有する掃海艇は第一號より第16號に至る(その中11,12號の兩艦缺)計14隻その排水量合計は9,258噸である。尚掃海艇も3隻又は4隻を以て1個の掃海隊を編成してゐることは驅逐艦潜水艦と同様である。

掃海艇 第3號  

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