海防艦 八雲
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主要目
排水量:9,010噸 速力:16節 備砲:20糎砲4門 15糎高角砲12門 8糎砲4門 8糎高角砲1門
魚雷發射管2門 起工:明治31年9月 竣工:明治33年6月 建造所:獨國ヴアルカン會社
海防艦と云ふ艦種は現代海戰の第一線に立つ艦ではないが何れも過去の戰役に於て華々しい戰功を樹てた艦揃ひである。現在我が海軍の有する海防艦は「浅間あさま」「吾妻あずま」「出雲いづも」「磐手いはて」「春日かすが」「對馬つしま」及び本艦の計7隻である。
そしてこれ等は平時練習艦隊や支那方面警備と云ふ任務に就くのが常で、またこの艦種にとつてはそれ等の任務が要するに活躍舞臺である。
八雲は全長124.66米、幅19.58米、平均吃水7.24米。
昭和10年度のこれ等海防艦のそれぞれの役務を擧げて見ると次の如くである。八雲、淺間の2隻は練習艦隊に、吾妻は鎮守府麾下の豫備艦、出雲は第三艦隊の第十戰隊に、磐手は佐世保鎮守府麾下の豫備艦、春日は海軍航海學校の練習艦に、對馬は第三艦隊第十一戰隊に屬してゐる。