近代火砲と其發達
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火砲の創造は東洋では遠く上代であるとの説があるも詳でない。史上には十三世紀に石弾砲が現れ、1339年英佛戦争の際英軍は、火砲二十門で敵を大いに悩ましたと記されている。これは全く原始的のものであったに違いない。次いで青銅砲が造られ、わが国へは天文十三年葡萄牙人「アントニュース」が大筒の製法を種子島時尭に伝えたのに始まる。其後豊臣、徳川時代には、多数の大砲が造られた。江川太郎左衛門氏の伊豆韮山の反射爐や、大山元帥の考案にかかる彌介砲などは我が国火砲発達史には有名なものである。