機械化兵器の発達
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機械化の見解については国に依って多少其趣きを異にするが、帰するところは快速なる移動性と偉大なる攻撃及び防御力を具備する装甲戦闘車両を得んとするのに一致する様である。自動車を初めて軍用に供したのは、「クリミヤ」戦争で、英軍が軍需品の輸送にこれを用いたのを稿矢とする。しかし今の戦車的用法は支那に於いても孫氏時代にすでに其思想現れ、本邦でも加藤清正は朝鮮征伐の時亀甲車と稍して、馬革又は牛皮で外周を覆った四輪車のようなものを使用しようしたとのことである。