当代彫刻の特色

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推古時代の佛像彫刻の特徴と鑑賞法

A、材料が楠の一本彫が主で銅をも用いた、楠を用いしは昔欽明天皇の時代、海に楠の大木が漂着し夜な夜な光りを放った、時人之れを異としたが天皇之れにて佛像を彫刻せしめた。これ佛像彫刻の初めで楠を用ゆることの始まりとなってをる。
B,大体の姿勢が直立不動の姿勢を執り腰を曲げ上体を屈することはない。
C,体軀の各部分の釣合が惡しく總体に扁平にて古拙である。
D,顔面は長方形に近く直線的にして眼は椎の實に似て鼻は單調子に尖り口は直線的に上方に彎曲し唇の下が割合に凹み上唇と鼻との間隔割合に短く、頸は眞直にして皺が横にない。頣は小さくして、一重である。耳には耳朶に穴がない、手足は大にして指端に長き爪を蓄へ衣紋の襞は變化に乏しく裁断面に角がある左右は整然として割合に深刻崇高である。前面は一般に詳しく彫刻されてあるも背面は非常に省略してある。

彫刻

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