当代彫刻の特色②
トップページ>高知県の観光>高知県の美術>彫刻>当代彫刻の特色
天平時代の佛像彫刻の特徴
A,白鳳時代より引き継ぎて木材は楠を用いた特にこの時代は銅のみならず塑造や乾漆を始めた、塑造は内部に素土に楷を混じて揑固め人造的に泥を塗り更に此の上に彩色したものである。乾漆は木を組みその上に強靱な布を幾重にも張りその上を漆を以て幾重も塗り最後に着色模様を描き加えたものである。
B,面相は豊艶にして丸く、目は細長く上瞼の一端著しく彎曲してへの字形をなし、眉は半月狀にして幅廣く恰も蠶蛾の眉の如く、耳の下方耳朶は凹みを有し穴を生ず頣は二重にして頸に横線を生じ、實髪は主に木心にして乾漆である、衣褶は厚みを生じ變化に富み非常に軟かなり。
