当代彫刻の特色1−5
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土佐に於ける推古時代より藤原時代の終りに到る間の佛像につき研究すれば吾川郡秋山村の種間寺は往昔胤間寺とも記し。聖徳太子が難波に四天王寺を草創の際百濟より佛工を迎へ造營し歸途に就くとき佛工等難風に達ひ土佐に漂着せしより海上の安全を祈りて薬師如来を彫刻し種間寺を建立せりといふこと傅へらる然れどもその佛像は遥に後世の作風の特色を有してをる。故に奈良朝以前の彫刻物は土佐に未だ発見されないと云ってよい。然れば奈良時代より藤原時代の終りに至る間に於ける佛像彫刻を挙げて見ると
16、竹林寺の國賓大威徳明王座像(藤原期)
17、山北村恵日寺観音堂の國賓大日如来座像金剛界(藤原期)
18、仝寺の國賓大日如来座像胎藏界(藤原期)
19、仝寺の國賓毘沙門天立像(藤原期)
20、竹林寺の國賓多門天及搨キ天立造(藤原末期)
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