同寺菩薩形二號より四號像

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木造菩薩形立像にて二號と三號と四號とは何れも藤原初期の作風の特色を有し二號は二尺二寸あって三號は高さ一尺九寸三分で四號は高さ一尺三寸四分あつて最小である。用材は檜材で手法は一本彫りである。これ等の三体の佛身の内にて二號三號は稍粗朴な手法を現はして居るが最小なる四號の菩薩形の像は天冠を頂き木眼にて寶額は稍細長く蠶眉を刻みたる立像で全身の權衝宣しきを得たるのみならず鼻目清秀、刄法巧妙少しも緊張を失はず衣褶は流暢にして優美婉麗であって背面より眺むるも宛然生ける佛身を見る如く國寶中の傑作である。

安芸郡中山村薬師堂薬師如来坐像

※写真とは無関係です

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