大日聖観音像
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木造聖観音立像(香美郡佐古村)は藤原時代の特色を有し高さ五尺六寸五分ある明治四十四年四月國寶として指定されているが作者は寺傅に依ると智證大師である。智證大師は弘法大師の外甥で弘仁六年讃岐國の那珂郡に生る、名を圓珍と云ひ芸術的天才で空海と同じく印度婆羅門教の諸神を混じたる密教教儀の象徴として書く圖様の異様なる密教畫を描いた年十五年にして延暦寺に入り後空海に次ぎて入唐し唐の開元寺に属し更に天臺宗を究め後歸朝して天臺宗を布教し、園城寺を中興し近江の園城寺を以て傅法灌頂の道場とした。
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※写真とは無関係です