竹林寺多聞天立像持國天立像④

トップページ高知県の観光高知県の美術彫刻>竹林寺多門天立像持國天立像

佛身の高さは二尺八寸二分である。用材は檜材にて手法としては佛身の耳の後方にて左右に胴にかけて中央縦にはぎ両手は肩にて縦に継ぎ、膝は横に継ぎ合し、頭部は頸にて胴にとりつけ全部内刳りにて右手は臂にてつぎ左手は袖口にて差し込む装置である。螺髪、木眼にて白臺嵌入し右手屈臂し左手を膝上に安し結跏趺座し右足を以て左脛を押ゆ、臺座後背はない。此の像は頭部、首柄、兩肩、膝、右脇、背面、の各部分に損傷があつた、白臺も紛失し、全身の塗箔剝落してゐた、それ故大正七年之れを修理し白臺は水晶を新造して嵌入し、臺座は四重座を造り舊觀を呈するに至り全体が温容慈顔にして豊艶優美に格好もよく整ふ様になった。

大日聖観音像

※写真とは無関係です

トップページへ戻る  高知県の観光へ戻る 
高知県の美術へ戻る