室町時代の特色

トップページ高知県の観光高知県の美術第三章武家美術時代三節彫刻>室町時代の特色

第三章武家美術時代

第三節彫刻

室町時代の佛像の特徴。

1、この時代は戰亂相續きし爲め槪して美術は袞微に傾いた、彫刻の如き即ち然りである。然しまた時勢の變遷ご禪宗の流行ごにょり技術上に一新調を與へたが一般的には衰へた。

2、形体は何れも美なれども生氣、活動の妙味なく精神を忘れ寫生に走り前代の剛健の風なく惡達 者となつた。

3、顔面は細長くして眼も細く胴は大にして、醜にして、衣褶は繁雜にして趣味に乏しい。

4、能面彫刻が流行し始めた。

5、この時代は師法を墨守し舊法を守るのみで精神が籠ってゐない。

彫刻

トップページへ戻る  高知県の観光へ戻る 
高知県の美術へ戻る