猿屋金蔵

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第三章武家美術時代

第三節彫刻

猿屋金藏は高知城下堺町の人にして武市甚七高明の高弟であつて彫刻を善くした、藩主山內豐雍より根付彫刻の命があつた、折抦病にかかり命に從ふ能はず、旣にして寬政元年公薨じ事亦止む、金藏慟哭し病癒るの後官に請ひ公の廟門の欄間を刻せんことを請ひたるに官その志操の忠烈なるを憐み特に之を許す金藏喜んで丹誠を凝らし菊唐草等を刻し之を献じた、現今猶揭げて廟門に在る、彫法深刻自在推賞すべきものである。

彫刻

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