山内容堂筆

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第三章武家美術時代

第四節繒畫と書道

藩末となり宋の米元章の書法を學びたる山陽流が一時推賞せられたるが山內容堂はこの派を代表してゐる、この筆法は雄健高踏卓拔にして頗る氣韻に富む其の巧妙は天成に依ると雖も又人格のカに依れるであらう中山高陽又書に巧にして其寧流を以て俗なりと排して蘇東波の書を學び飛鳥井雅澄は唐の孫過庭の書譜を研究して一家を成してゐるが土佐書道にて最も群を拔けるは中西半隱で筆鋒剛健神韻躍動して無限の深趣を藏す土佐古來書道界の第|人者である、その門下に傑出せるもの十二人中にて奥宮曉峰最も現はれてゐる。然して壬生水石、眞如寺志靜の如きは藩末の當國書家中にて群を拔けるものにて閑却すべからざるものである、これより各々書家の傳を述べよう。

彫刻

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